トマトは、そのまま食べたり 調理して食べたりと色々な料理に使えます。しかし、どんな料理に使ったとしても 気になるのが「栄養」ではないでしょうか。ここでは、トマトを加熱した時の栄養やオススメの食べ方についてご紹介します！
トマトを加熱したら栄養は減る？
トマトには大量の【ビタミンC】が含まれていますが、加熱する時間が長ければ失われる量が多くなります。抗酸化に必要な栄養としては、ポリフェノールの一種の【リコピン】も含まれるため、加熱だけで有用な栄養が全て失われることはありません。
栄養を上手に守るためには、完熟して鮮度が素晴らしいトマトを選び、無駄のない動作で調理することが大切です。
オススメの調理方法や食べ方を紹介
加熱しないで調理する場合には、オリーブオイルのドレッシングをかけて、バジルやニンニクの風味を効かせたサラダがおすすめです。新鮮な状態でサラダにして食べれば、ビタミンCの量が最大限の状態で活かされ、抗酸化に必要な栄養が充実します。油と一緒に調理すると、脂溶性のビタミンAが吸収されやすくなることも重要ですから、ドレッシングは賢く利用することが大切です。
加熱時間を短くすれば、トマトを味噌汁やスープに入れても、ビタミンCは一定の量で残ることになります。中華料理では強火を利用して、トマトと卵を炒める料理があります。卵と一緒に調理することは、栄養を考えても優れています。タンパク質とビタミンを同時に吸収して、栄養のバランスは非常によくなりますので、主菜として選べば効果的です。
長時間にわたって煮込む場合には、ビタミンCの多くは失われてしまいますが、食物繊維などは凝縮した状態になります。カレーに加えて数時間も煮込めば、皮の硬さも気にならない状態に変化します。
加熱時間で栄養バランスを調節！
全体的な献立を分析して、明らかにビタミンCが少ない場合には、トマトは加熱時間を短くして利用することが重要です。一方で、ジャガイモや里芋などが食卓に並び、ビタミンCを他の食材で補える場合には、トマトを十分に加熱して調理したほうが栄養バランスが充実します。
献立を考える時、ぜひ参考にしてくださいね！