農薬に頼らない家庭菜園の方法にコンパニオンプランツの活用があります。コンパニオンプランツとは、農薬や化学肥料に頼らずとも、それらを一緒に栽培することによって、害虫駆除や病気予防等に効果がある相性の良い植物同士、共生できる植物同士のことを言います。
トマト栽培においても、このコンパニオンプランツが使えるんですよ♪
「コンパニオンプランツ」について
例えば、害虫は自分の好みを探す時には多くの場合、匂いを手掛かりにしますが、異なる植物を混植することで 目当てのものを探しにくくしたり、強い香りをもつ植物を回りに植えることでそれを嫌う害虫が近寄らなくなり、近くで育つ他の種類の植物も守られることになります。また、相性のよい野菜同士を植えることで狭いスペースでも有効利用でき、多くの収穫も期待できます。
トマトとバジルはこのようなコンパニオンプランツの関係にある植物で、原産地の気候は熱帯地域という共通点をもっています。しかし、個別には、トマトは南米地域を原産とするナス科の乾燥に強い特性があり、インド原産のシソ科のバジルは雨の多い熱帯地域原産で水気を好む性質があります。
バジルとトマトを一緒に植えるメリットは?
野菜の栽培には日照と水やりは欠かせないものですが、トマトは乾燥気味に育てた方が糖度が上がり甘くなることが分かっており、トマト栽培のポイントは水分の調整にあります。この点を有効にカバーしてくれるのがバジルなんです!
水分が多くても余分な水分はバジルが吸収してくれることで、トマトの成長もよく甘味のある美味しいトマトの収穫が期待できます。
バジルの植え方について
植え方は、トマトを中心にして株元にバジルを植え付けます。トマトとバジルの根の長さは圧倒的にトマトの方が長く、深く延びていくのでバジルの根と競合することはなく、枯れたりすることはありません。ここにもコンパニオンプランツの働きを見ることができます。